PwCコンサルティング Microsoftチーム パートナー 川島健路様、光延裕司様 インタビュー/クラウドからデータ分析、セキュリティまで「MSソリューションの数だけ幅広い経験が積める」
PwCコンサルティング合同会社

デジタルを起点としたクライアントの業務効率化や生産性向上をミッションとするPwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング) Microsoftチーム。海外のPwCメンバーファームや外部の専門家や企業と協業し、構想立案やPoCを含めた最上流工程からシステム導入まで一気通貫でMicrosoftのソリューションを中心としたサービスを提供しています。
今回は、パートナーの川島健路様、光延裕司様に、ご経歴から同チームの特徴、案件トレンド、PwC Japanグループ内でのコラボレーション事例、求める人物像までお聞きしました。
PwCコンサルティング Microsoftチーム パートナー 川島様、光延様のご経歴
長谷部
まずは、お2人のご経歴からお伺いしてもよろしいでしょうか。
川島様
私は新卒で銀行系のSIerに入りSEとして約8年間勤めたのちに、日系コンサルティングファームへ転職し、ITコンサルタントとして流通系のお客様にサービスを提供してきました。その後、 日本マイクロソフトのコンサルティング部門に転職し、約18年従事する中、最終的にはアジアパシフィックのデリバリー責任者を務めました。
その後、PwCコンサルティングに入社して今に至ります。
光延様
私は新卒で日本の大手SIerで金融システムのSEとしてキャリアをスタートさせ、ERPの企画・開発やマーケティング、営業を経験しました。その後、日本マイクロソフトで、法人事業の立ち上げに携わり、パブリックセクターの責任者、そして同時にAzureのセールスマーケテイングの責任者を兼務し、24年間在籍していました。
PwCコンサルティングには2020年7月から参画しています。
長谷部
PwCコンサルティングへ転職をされたきっかけについて教えてください。
川島様
PwC Japanグループ(以下、PwC Japan)には、監査、Tax、Deals、M&Aなどさまざまなスペシャリティを持った専門家の方たちが多く在籍しており、コンサルティングはコアビジネスの一つです。ここであれば、部門や組織を越えて各専門家とコラボレーションをしながらE2Eのコンサルティングができるのではないかと思い転職を決めました。
光延様
プラットフォームのベンダー側にいるよりも、よりお客様の近くでDXを推進して、ラストワンマイルで価値を届けたいと思ったのがきっかけです。PwCコンサルティングは、システムを開発するベンダーではなく、お客様の業務を分析し、プロジェクトを推進できる体制が整っているため、今後のDXの中心になっていく企業であると判断し、転職を決めました。
「マイクロソフトのソリューションが多岐にわたっているため、サービスの横幅が広いことがチームの特徴」
長谷部
では、あらためてMicrosoftチームの役割や強みについてお聞かせください。
川島様
Microsoftチームは、デジタルを起点とした業務効率化や生産性向上をミッションとしており、お客様にアジリティをもってソリューションを提供しています。
私たちが得意とするマイクロソフトソリューションで言えば、クラウドソリューションのAzureからビジネスアプリケーションのMicrosoft Dynamicsまでワンストップでのサービス提供が可能です。ただ、状況によってマイクロソフト以外の他社ソリューションも活用するなど、お客様の業務をより効率的にするために、幅広いサービスを提供しています。
そのため、当チームは「ソリューションの幅を持ちたい」「お客様にダイレクトでDX推進をしたい」という方であれば成長できる環境だと思います。
光延様
私たちのチームは、マイクロソフトのソリューションを活用したサービスを提供するケースが多いですが、マイクロソフトのソリューション自体が多岐にわたっているため、サービスの横幅が広いことが特徴です。
具体的には、プロダクティビティやワークスタイルの変革、クラウドトランスフォーメーション、セキュリティ、データ分析などが挙げられますが、それらのソリューションがすべて連携しつながっています。そのため、自然と幅広い知見が身に付きます。
Power Platformなどを用い、データ主導のビジネスを自社で素早く構築したいという相談が増えている
長谷部
直近の案件トレンドについて教えていただけますか。
川島様
ワークスタイルの変革に関する案件はもちろん、最近は「システムを導入したけれど定着が進まない」「本当に効率よく使えているのか」といった声や、グローバルロールアウトという観点ですと「日本で展開したけれどグローバルのグループ企業では展開できていない」といった声をよく耳にします。
またIT民主化の動きも進んでいます。今までは企業からベンダーへ一括して委託することが多かったと思いますが、現在はノー・コード・プラットフォームで、アジリティをもってシステム機能を実現し可視化することができます。マイクロソフトで言うPower Platform、そういったサービスを活用して自社でシステム開発を実現したい、というご相談もよく頂きます。
光延様
あとはコロナ禍によりDXの必要性を実感している企業が増えており、そういった企業ではIT資産をクラウドにトランスフォームしていきたい、といったご相談も多いです。
長谷部
外部環境が変わっていく中で、チームとしてはどういったことが求められているのでしょうか。
川島様
テクノロジーが進化し続ける中、私たちが求められているのは、新しいテクノロジーを組み合わせて、多様なスペシャリティを持つメンバーでアジリティをもってDXを実現し、お客様に価値を提供できるかになります。
長谷部
テクノロジーやケイパビリティを組み合わせることが大事とのことですが、PwC Japanでのコラボレーション事例などがあれば教えていただけますか。
光延様
私たちのチームがソリューションを提供することでクライアントの働き方が変わると、人事制度や評価制度、コンプライアンスを見直さなければならないケースがあります。その場合は、人事系のコンサルタントと連携してサービスを提供します。
また、監査法人や税理士法人が会計監査や税務コンサルをする際に、そこで使うクラウドプラットフォームや実際のシステムを提供するケースもあります。
長谷部
PwCグローバルネットワーク、マイクロソフト社とコラボレーションの機会も豊富なのでしょうか。
川島様
まず、PwCとマイクロソフト社とはグローバルアライアンスを組んでいますので、アライアンスグループとしての活動があります。
PwC全体でMicrosoftチームは約1500名おり、海外のPwCメンバーとのやりとりも豊富です。
最近の事例をお話しすると、ソリューションディベロップメントとデリバリーにおいてPwCの海外メンバーファームと連携をして海外展開をするケースがありました。 このようなグローバル案件も多いため、自ら積極的に手を挙げた方は、そういったグローバルなプロジェクトに携わることができます。
光延様
Microsoftチームではグローバルとの連携を重視しており、グローバルで展開されているソリューションを日本に導入することも積極的に奨励しています。最近の事例では、海外のPwCメンバーファームのソリューションを実際に日本へ持ち込んだケースがあります。
1つを深めるよりも幅広く興味を持てる人を求めている
長谷部
現在、PwC Japanでのチームメンバーはどのくらいいるのでしょうか。
川島様
現在70名弱です。これから3年で100名以上の体制にしていきたいと考えています。
長谷部
どのようなバックグラウンドの方がいらっしゃいますか。
光延様
最も多いのはSIer出身者です。SIer出身者でもPwCで仕事をしていると、自然とコアコンサルティングスキルが身に付いていきます。また、私たちはコアコンサルティングスキルとシステムの両方をカバーできる人材育成に力を入れていますので、実際にはコアコンサルティングスキルを持ったメンバーと、SIerをベースにしたシステムに知識のあるメンバーが混在している状態です。
長谷部
御チームが求める人材について教えていただけますか。
光延様
新しいものを吸収し、メンバーとうまくコラボレーションをしながら、自ら積極的に業務に取り組める人です。私たちは1つの製品だけではなく、競合製品と比べてどうなのかなどの幅広い分野の知識も必要としています。ですから、1つを深めるよりも幅広く興味を持てる人を求めています。
川島様
私たちはグローバルネットワークを持つため、当然海外のメンバーと一緒に事業を行うことがあります。文化や言語、価値観が違う中で、その違いをしっかりと理解して受け入れる。そういった柔軟性や価値観が非常に大事です。ダイバシティな環境下でチームとしてアウトプットを出せる行動特性、志向を持っている方、お客様やチームから愛されるような方を求めています。
長谷部
価値観の違いや新しいことを柔軟に楽しめる人が非常にフィットするということですね。チームの雰囲気についても教えていただけますか。
川島様
チームの雰囲気はフラットでオープンなので、溶け込みやすい環境だと思います。
今はリモートワークがメインになりますが、私たちのチームではコミュニティグループを発足し、ラウンドテーブル形式で定期的にディスカッションを行っています。ディスカッションの内容はざっくばらんで、例えば、中国語などの語学の話しになることもあれば映画の話しで盛り上がることもあります。役職は問わず自由に参加できます。そういった交流から打ち解けていくこともできるかと思います。
長谷部
ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。
川島様
私たちのチームの良さは、次々と生まれる新たなテクノロジーから、お客様にとってベストなソリューションを選択して、実際にDXの推進まで体感できることです。成長し続けたいという志向性のある人にとってチャンスのある環境です。
光延様
現在SIerにいらっしゃる方で、今の業務に閉塞感を持っているのであれば、コンサルティングファームで一段上の視点を身に付けてみませんか。コンサルタントとしてプロジェクトに関わると、クライアントやシステムを鳥瞰的に見るスキルが身に付きます。
ぜひ興味のある方にチャレンジしていただきたいですね。

川島健路様
国内SIer、独立系コンサルティング会社で流通系基幹システムのオープン化プロジェクト等に従事、大手外資系ソフトウェア/クラウドベンダーにて、製造業、公共、金融、通信業等のITコンサルティングプロジェクトに関わり、アジアリージョンにおけるコンサルティングデリバリ責任者として従事したのちにPwCコンサルティングに参画し、マイクロソフトテクノロジーコンサルティングチーム責任者として従事している。

光延裕司様
国内大手システムインテグレーター、外資系ソフトウェア/クラウドベンダーを経て、PwCコンサルティングに入社。外資系ソフトウェア/クラウドベンダーにて、大手企業ならびに官公庁・医療・教育マーケットにおける事業責任者を務め、数多くの先進的なリファレンスプロジェクトを創出。また、クラウド事業強化の責任者を兼務し、全社のクラウド事業をリード。政府有識者会議ならびに業界団体の理事を歴任するなど、数多くの知見を有する。現在は、クラウドサービスを活用したビジネストランスフォーメーションを専門領域とする。

PwCコンサルティング合同会社
PwCコンサルティング合同会社は、経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供しています。PwCグローバルネットワークと連携しながら、クライアントが直面する複雑で困難な経営課題の解決に取り組み、グローバル市場で競争力を高めることを支援します。 PwC Japanグループは、日本におけるPwCグローバルネットワークのメンバーファームおよびそれらの関連会社(PwCあらた有限責任監査法人、PwC京都監査法人、PwCコンサルティング合同会社、PwCアドバイザリー合同会社、PwC税理士法人、PwC弁護士法人を含む)の総称です。
複雑化・多様化する企業の経営課題に対し、PwC Japanグループでは、監査およびアシュアランス、コンサルティング、ディールアドバイザリー、税務、そして法務における卓越した専門性を結集し、それらを有機的に協働させる体制を整えています。また、公認会計士、税理士、弁護士、その他専門スタッフ約9,400人を擁するプロフェッショナル・サービス・ネットワークとして、クライアントニーズにより的確に対応したサービスの提供に努めています。
https://www.pwc.com/jp/ja.html

アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングは、コンサル業界に精通した転職エージェント。戦略コンサルやITコンサル。コンサルタントになりたい人や卒業したい人。多数サポートしてきました。信念は、”生涯のキャリアパートナー”。転職のその次まで見据えたキャリアプランをご提案します。
PwCコンサルティング合同会社の求人情報
募集職種 | Microsoft Solutionコンサルタント |
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職務内容 | Microsoft Solutionを中心に他社製品も活用した以下業務の提供を行います。
【部門からのメッセージ】 アーキテクトの素養とインダストリーに関する知識両面を求められる為、幅広く人材を求めています。 |
応募要件 | ◆望ましいスキル
◆アソシエイト・シニアアソシエイト
◆マネジャー以上 上記のアソシエイト、シニアアソシエイトに求めるものに加え、
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